Read our works
- 2013.01.09
-
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
新年1発目の記事としまして、2013年の弊社年賀状のご紹介です!今年は「影押し加工」や「シルクスクリーン印刷」を使って、
以前ブログでご紹介させて頂きましたこちらのカードを現代の加工技術で再現しよう!というテーマで製作スタートです。加工内容は以下の通りです。
用紙 : 新バフン紙 きぬ 180kg
サイズ: 100mm×148mm
加工 : シルクスクリーン印刷・箔押し2色(金・白)・影押し加工・仕上げ断裁・筆塗り
計6工程
まず、シルクスクリーン印刷で、松の幹部分を印刷。
金箔は和風のデザインに馴染むよう「つや消し金」を選択しました。
富士山の雪部分は、顔料白箔でプレスをして、富士山全体を影押し加工。
エンボス加工の立ち上がり部分に付着する金箔で、日本画のぼかし金を再現です。
最後に松の葉を金インクを使い、筆で書いてみました(慣れない筆で下手くそですが・・)。HAPPY NEW YEAR 2013の下部には、4.25ptとかなり細かい文字を配置してみました。
新バフン紙との相性が心配でしたが、想像以上にシャープに箔押しすることに成功。一安心です。各加工のデータはこちら↓
本年もどうぞ繁岡美術を宜しくお願い申しあげます。
繁岡 - Page Top
- 2011.02.11
-
シルクスクリーン印刷や箔押しなどの近代的な加工技術を
用いたカードを作る一方で、戦後から続いている日本古来の
本金吹き絵の技術で作っているカードも弊社にあります。この吹き絵の技術で作る本金カードは、現在でも外国の賓客を招いた際に
内閣のレセプションルームで行われる晩餐会に使用されています。
歴代の総理大臣がこのカードを使用したと思うと感慨深いものがあります。
製作工程数は10工程、100枚のカードを作る期間は
なんと4日間にも及びます。このように非常に手間がかかり本金を使用しているなど、
現在では商売としての広がりは厳しいところですが
今現在弊社が婚礼カードを製造するきっかけは、
この吹き絵のカードが根底にあるからです。
これが繁岡美術の根っこです。繁岡
- Page Top