Read our works
- 2013.02.06
-
衝撃的なプチプチの表紙で話題となった「デザインのひきだし17」の印刷に引き続き、今回の「デザインのひきだし18」の表紙印刷も担当させて頂きました。
「蛍光紙にパール印刷をしてみたい」と編集部の津田さんから連絡があったのが年末。また面白そうなことが始まる予感です。2013年はこの仕事でスタートしました。まずは蛍光紙「デイライトペーパー」にパール印刷のみのパターン、普通紙に蛍光インク+パール印刷のパターンで2種類テストしてみました。
普通紙に蛍光インク+パール印刷も綺麗に仕上りましたが、ベタ面印刷のためにゴミの混入や用紙の反りの危険などがあること、なによりも「デイライトペーパー」の輝度が素晴らしすぎるため「デイライトペーパー」にパール印刷の方向性で決定したようです。
また、パールインクも見る角度によって表情が変わり、非常に面白い表現になりました。
「文字は蛍光青インク」
徹底的な蛍光へのこだわりを感じさせるご要望に答えるべく、次なる文字インクの校正が始まりました。しかし、この蛍光青のインクは透明性が高く下地のオレンジと重なることで、「蛍光青」というより「普通の紺色」、に変色してしまいました。
↑『蛍光青? ただの紺色?』
そこですかさず「白インクベースの水色を印刷してみよう」と方向転換。
コレが大正解で、白インクをベースしたことでインク自体の隠蔽力が高まり下地の蛍光オレンジに負けない強い水色を表現することができました。
さらに反対色同士が強く発色することで、水色インクがさらに鮮やかさに見えるという期待していなかった効果もオマケでついてきて、「色々やってみるもんだ」とまた感じさせられる作品となりました。今回の内容も盛りだくさんで非常に読み応えがあります。
「デザインのひきだし18」是非、手にとって見てください。
とっても眩しいです!!繁岡
- Page Top