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- 2013.07.07
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ラメ(グリッター)印刷ができるのもシルクスクリーン印刷ならではです。
それでは、『ラメ印刷にエンボス加工はできる??』
これも弊社では加工可能です。
もちろんエンボス加工をしてラメがはがれやすくなることもありません。
カード売り場に行っても、意外とこの「ラメ印刷&エンボス加工」が使われているカードが少ないんです。
もしかするとラメ印刷にエンボス加工はできないとお考えのデザイナーさんも多いのかもしれません。
そしてこの技術を用いた結婚式カードの製作を(ついに!)担当させていただきました。
その作品がこちらです!!エンボス加工によって盛り上がった部分にのみラメ印刷が施されています。ラメの色・紙の質感・デザイン次第では、こんなに上品なカードに仕上がります。
凸部の光の乱反射により、ラメの輝きが平面よりも強く感じますね!
「ラメ印刷+エンボス加工」、色んな作品に使われることを期待しています!
繁岡
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- 2013.02.06
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衝撃的なプチプチの表紙で話題となった「デザインのひきだし17」の印刷に引き続き、今回の「デザインのひきだし18」の表紙印刷も担当させて頂きました。
「蛍光紙にパール印刷をしてみたい」と編集部の津田さんから連絡があったのが年末。また面白そうなことが始まる予感です。2013年はこの仕事でスタートしました。まずは蛍光紙「デイライトペーパー」にパール印刷のみのパターン、普通紙に蛍光インク+パール印刷のパターンで2種類テストしてみました。
普通紙に蛍光インク+パール印刷も綺麗に仕上りましたが、ベタ面印刷のためにゴミの混入や用紙の反りの危険などがあること、なによりも「デイライトペーパー」の輝度が素晴らしすぎるため「デイライトペーパー」にパール印刷の方向性で決定したようです。
また、パールインクも見る角度によって表情が変わり、非常に面白い表現になりました。
「文字は蛍光青インク」
徹底的な蛍光へのこだわりを感じさせるご要望に答えるべく、次なる文字インクの校正が始まりました。しかし、この蛍光青のインクは透明性が高く下地のオレンジと重なることで、「蛍光青」というより「普通の紺色」、に変色してしまいました。
↑『蛍光青? ただの紺色?』
そこですかさず「白インクベースの水色を印刷してみよう」と方向転換。
コレが大正解で、白インクをベースしたことでインク自体の隠蔽力が高まり下地の蛍光オレンジに負けない強い水色を表現することができました。
さらに反対色同士が強く発色することで、水色インクがさらに鮮やかさに見えるという期待していなかった効果もオマケでついてきて、「色々やってみるもんだ」とまた感じさせられる作品となりました。今回の内容も盛りだくさんで非常に読み応えがあります。
「デザインのひきだし18」是非、手にとって見てください。
とっても眩しいです!!繁岡
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- 2013.01.09
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明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
新年1発目の記事としまして、2013年の弊社年賀状のご紹介です!今年は「影押し加工」や「シルクスクリーン印刷」を使って、
以前ブログでご紹介させて頂きましたこちらのカードを現代の加工技術で再現しよう!というテーマで製作スタートです。加工内容は以下の通りです。
用紙 : 新バフン紙 きぬ 180kg
サイズ: 100mm×148mm
加工 : シルクスクリーン印刷・箔押し2色(金・白)・影押し加工・仕上げ断裁・筆塗り
計6工程
まず、シルクスクリーン印刷で、松の幹部分を印刷。
金箔は和風のデザインに馴染むよう「つや消し金」を選択しました。
富士山の雪部分は、顔料白箔でプレスをして、富士山全体を影押し加工。
エンボス加工の立ち上がり部分に付着する金箔で、日本画のぼかし金を再現です。
最後に松の葉を金インクを使い、筆で書いてみました(慣れない筆で下手くそですが・・)。HAPPY NEW YEAR 2013の下部には、4.25ptとかなり細かい文字を配置してみました。
新バフン紙との相性が心配でしたが、想像以上にシャープに箔押しすることに成功。一安心です。各加工のデータはこちら↓
本年もどうぞ繁岡美術を宜しくお願い申しあげます。
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- 2011.02.11
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シルクスクリーン印刷や箔押しなどの近代的な加工技術を
用いたカードを作る一方で、戦後から続いている日本古来の
本金吹き絵の技術で作っているカードも弊社にあります。この吹き絵の技術で作る本金カードは、現在でも外国の賓客を招いた際に
内閣のレセプションルームで行われる晩餐会に使用されています。
歴代の総理大臣がこのカードを使用したと思うと感慨深いものがあります。
製作工程数は10工程、100枚のカードを作る期間は
なんと4日間にも及びます。このように非常に手間がかかり本金を使用しているなど、
現在では商売としての広がりは厳しいところですが
今現在弊社が婚礼カードを製造するきっかけは、
この吹き絵のカードが根底にあるからです。
これが繁岡美術の根っこです。繁岡
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