繁岡美術

155×95mmサイズのPOPです。

オフセット印刷のスミとシルク印刷のスミという同色でありながら印刷方法の違いで質感や強さのコントラストを出しています。

●オフセット印刷　片面スミ1色（中央情報部）
●シルク印刷　片面スミ1色　十条ケミカル Qセットインク（外枠部分）
●空押し加工
●断裁加工

周りの枠の白抜き柄の部分に空押しを合わせています。
微妙に印刷と被せる部分を作ることでビジュアル的な変化を持たせています。
高級感のあるモダンなPOPに仕上がりました。

▼空押し加工で立体感を演出

▼空押し加工でさりげない高級感を

Siun様からのご依頼で制作させていただきました52×84mmサイズの名刺2名様分です。

それぞれ用紙の種類と色、印刷する色を変えて制作しています。
厚手の用紙なので印刷方法はシルク印刷を選択しました。

【加工】
・シルク印刷　両面 白1色（十条ケミカル Qセットインク）
　用紙　ディープマット インディゴ 360kg

・シルク印刷　両面 スミ1色（十条ケミカル SPインク）
　用紙　ファーストヴィンテージ アッシュ 341kg

用紙の質感と白、黒というシンプルな色がよくマッチしており、シルク印刷1色という少ない工程数ながらも高級感のあるオシャレな名刺に仕上がりました。

佐久間

東京を拠点にフリスビーカルチャーを発信しているSPINCOLLECTIF TOKYO様のご依頼でフリスビーにシルクスクリーン印刷をしました。

今回のデザインでは黒1色のグラデーションデザインですので、網点がいかに綺麗に印刷できるかが重要です。
インクの粘度を調整し、スキージは角が丸いと印刷が潰れるので新品のスキージを使用。
シンプルなデザインですが、しっかりとした準備と熟練のテクニックが必要な印刷でした。

【工程】
シルクスクリーン印刷　スミ1色

【その他】
フリスビーはご支給いただきました

個人のお客様、眞野様のご依頼で升の席札を製作させていただきました。

支給していただいた升の側面にレーザー彫刻にて列席者のお名前を彫りました。
木材にレーザー光線を照射すると、彫刻加工をすることが出来ます（厚いのでカットは出来ません）。
当然ですがひとつひとつ違うのでなかなか手間がかかります。

結婚式の会場で席札として使用されるとのこと。
鏡割りの日本酒をこの升を使って乾杯するそうです。
ひと味違った席札で良い記念品になるのではないでしょうか。

【素材】
木
【加工】
全１工程
①レーザー彫刻

升は支給していただきました。

お客様からの色指定でインクを作ることがよくあります。
その際に缶や紙コップなどで調色していくのですが、最終確認として同じ細かさのメッシュを使用した版と、同じ素材（白いアクリルや黒い紙など、案件により様々です）に試し刷りをして色を確定します。
調色の難しい色はほんの一滴、色を加えるだけで希望の色に近づいたり遠くなったりするのがはっきり分かるものもあります。

色の感覚や知識が正確さと早さにつながります。
色を奥深さを感じる工程です。