Read our works
- 2015.10.01
-
世田谷区で国産手作りにこだわったカードを作らえているリーフワークカンパニー様よりご依頼の「サンキューカード」を製作させていただきました。
オフセット印刷が施された紙を支給していただきタイトル通りの3種の加工を行いました。今回注意するのは加工の順番と精度。
箔押し加工、デボス加工、エンボス加工の順になっていますが、最後のエンボス加工がオフセットで印刷された赤い帯の部分と箔押し部分を同時に盛り上げるため、一番最初の箔押しがオフセット印刷の位置に対してしっかりと合っていなければなりません。難易度としては少し高めの加工になりますが、このへんの精度が高いと素晴らしいカードになります。
デボス加工もオフセットのベタ面に対して良いアクセントになっていると思います。3種の異なった加工を1枚に盛り込んでそれぞれの加工が生きているカード。
あるようでなかなか無い気がします。仕上がり時に満足のいく出来栄えの仕事が出来ると非常に嬉しく感じます。
【加工】
全3工程
①箔押し加工
クルツジャパン MP300金
②デボス加工③エンボス加工
【その他】
エンボス時の精度を上げるためエンボスの凸版にて透明な薄いフィルムに箔押しをして
それをフィルム代わりに使用しています。
オフセット印刷、断裁スジ入れはお客様の方にて加工していただきました。高橋
- Page Top
- 2015.08.11
-
シルクスクリーン印刷でラメを使ったバースデーカードです。オフセット印刷だけだとノッペリとした感じがしてしまいますが、薄いパールラメ印刷を被せることによって華やかさと厚みを上手く出しています。更にワンポイントで箔押しをすることでアクセントを付けました。
【加工】全3工程
①オフセット印刷 (刷本ご支給にて)②シルク印刷 セイコーアドバンス MSGメジウム+カタニ産業 ラメPG23 #100③箔押し 村田金箔 NO.111ラメの印刷がオフセット印刷を隠蔽し過ぎないようにインクの濃度をこまめに調整しながら印刷しました。佐久間 - Page Top
- 2015.05.07
-
130×95mmサイズのミニカードです。
控えめなオフセット印刷とマット金箔+エンボスとのバランスが取れた可愛らしくも上品なカードに仕上がりました。エンボス加工も細かいところまでしっかり出ているので金箔部分が更に効果的に表現されています。
8面付けで加工を行ったので、箔押し、エンボスを正確に合わせるためにオフセット印刷済みの用紙を測定し伸び縮みを計り、箔押し・エンボスの金型を伸び縮みに合わせて作成しました。【加工】
全3工程
①オフセット印刷 4c/0c
②箔押し加工 村田金箔 NO.111
③エンボス加工
※オフセット印刷済みの用紙を支給いただきました佐久間
- Page Top
- 2015.04.13
-
お世話になっている方々へ感謝を込めたカードを制作したい、というご依頼を岩本様からいただきカードを制作させていただきました。
▼シルクスクリーン印刷+箔押し+空押し
黒くシルク印刷した部分に空押し加工をして、活版印刷風な立体感を出しています。
岩本様の大好きな加工を盛り込んだ今回のカード、仕上がりにご満足いただけたようで、私も大変嬉しく思っております。
とっても素敵なカードが出来たとおもいます。
【工程】
1、シルクスクリーン印刷(SPスミ)
2、箔押し(MP300)
3、空押し
4、断裁材料 / エースボール LT判 35kg
斎藤
- Page Top
- 2015.01.05
-
新年明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願い致します。2015年一発目のブログは弊社の年賀状についてです。
12月の上旬から構想を練り、シルクスクリーン印刷で同じ版を使用して十回以上刷ったらどうなってしまうんだろうか?立体的になっておもしろい表現ができるのではないか?
そんな疑問や好奇心からこの年賀状は生まれました。そして、テーマは『雪原を駆けまわるひつじたち』にしました。
2015年はひつじ年ということで、紙は羊毛紙190kgを使用。
ザラザラふさふさしたひつじのような紙の質感を活かすために、ひつじの形に抜かれるような仕上がりになるデザインで、雪を表現するために白いインクを使用しました。印刷を十回以上も重ねるので、印刷後の箔押しはインクが溶けてしまうなどのトラブルが予想されたので、印刷の前に金と銀の箔押しをしました。
箔押し後はひつじの顔の部分を薄いスミで印刷しました。
インクの透明度を高くしつつも、色を付けて紙の質感が損なわれないようインクを作りました。その後は白インクでひたすら印刷を重ねていきました。
皆さまのご多幸を祈りながら重ね刷りすること何と15回!(2015年にちなんで・・・)印刷しては乾かして、印刷しては乾かしてを繰り返す工程は、地層を作っていっているような気持ちになりました。
また、印刷されている部分と、されていない部分があるため、光にかざして透かしてみるとまた違った表情が現れます。
インクの刷りによって出来た気泡が暗い夜空に輝く星のよう…。
まるで、星空を駆けまわっているひつじたちのようです。結果として、普通に見た場合と光にかざして見てみた場合で表情が違うので、ひつじたちの昼の様子と夜の様子をこの年賀状で表現することができたのではないのかなと、思います。
ひつじの群れは平和や安泰などの意味もあるようで、皆様にとって昼夜問わず、幸多き一年になることを心から願っております。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
【工程】
①箔押し 101つや消しの金・ムラタ2B銀使用
②シルクスクリーン印刷 VACスミ+メジウム
③シルクスクリーン印刷 Qセット白×15回刷り
④断裁使用した紙 / 羊毛紙190kg
斎藤
- Page Top