繁岡美術

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2018年一発目のブログは弊社の年賀状のご紹介です。
今年の年賀状は、箔押しとエンボス加工のみで仕上げたシンプルな作品なのですが、箔押しとエンボス加工はどれだけ細かい表現が可能なのか分かる、ちょっとしたチャートになっております。

明朝体・ゴシック体との差で同じポイント数でもエンボスの盛り上がり方の変化など、何かのご参考になればという思いで製作致しました。

▼明朝体　箔押し+エンボス加工

▼ゴシック体　箔押し+エンボス加工

加工：箔押し加工+エンボス加工
箔　：村田金箔101金
用紙：ヴァンヌーボV　ナチュラル　4/6Y　195kg
（今回は1面での加工、また紙質や箔の種類などの諸条件によって表現の差が出てくる可能性はございます）

五反田の平版印刷様からのご依頼でミニカードをを製作させていただきました。

文字全てがラメの印刷で、同じく全ての文字がエンボス加工となっています。
シルバーのラメを使用してなるべく高い密度で印刷してあります。
ラメ印刷の場合どうしても荒い版を使わなければいけないため、細かい部分が心配でしたが思いの外きれいに仕上がりました。
箔＋エンボスとはまた違った良さがあるカードにしあがっています。

【素材】
エアラス　スーパーホワイト　4/6Y目200ｋg
【加工】
全3工程
①シルクスクリーン印刷
　シルバーラメ
②エンボス加工
③型抜き加工

世田谷区のリーフワークカンパニー様からのご依頼でクリスマスカードを製作させていただきました。

支給していただいた深緑の紙に箔押しとエンボス加工のシンプルな構成になっています。
シンプルですが箔押し部分はクレジットを除いて全てエンボス加工なので立体的な高級感のあるカードに仕上がりました。
クリスマスのカードと言うと派手な印象がありますが、落ち着いた大人の感じになっています。

【素材】
支給紙

【加工】
全２工程
①箔押し加工
　村田金箔　UK-101消し金
②エンボス加工

世田谷区のリーフワークカンパニー様からのご依頼で父の日カードを制作させていただきました。

オフセットと活版印刷を施したカードを支給していただき箔押しを弊社にて行いました。
ピンクの部分がオフセット印刷で茶色い部分が活版印刷になり金部分が箔押し加工です。
活版のハードプレスのおかげでエンボス加工をしたわけではないのですが、なんとなくワインボトルが出っ張っているように錯覚する面白いカードになりました。

【素材】
支給紙

【加工】
全１工程
①箔押し加工
　村田金箔　UK101

【その他】
オフセット印刷、活版印刷は弊社ではおこなっていません。

五反田の平版印刷様からのご依頼で２つ折りカードを製作させていただきました。

紙を支給していただき箔押しをしただけなのですが、革のような紙の質感が高級感を演出してシンプルで非常にカッコイイカードに仕上がりました。
クロコGAは箔がカスレやすいため型を銅版の1.5mmにして加工してあります。
デコボコした紙にシャープな箔押しはそれだけで見栄えが良くなります。

【素材】
クロコ　グロス　280kg

【加工】
全１工程
①箔押し加工
　クルツジャパン　MTH300

【その他】
紙は原寸スジありの状態にて支給していただきました。