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- 2015.01.09
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182×182mmサイズの羊毛紙を使ったクリスマスカードのご紹介です。
写真だと分かりづらいですが、片面に大きく白い箔押しを施しています。
白い紙に白の箔なので普通に押しても目立ちにくいので、ここは敢えて食い込むぐらい強く押す事で柄に存在感を出してみました。
250kgという厚み、そしてクッション性もある羊毛紙ならではの強プレスです。①シルクスクリーン印刷 1色(赤)/1色(緑) 十条ケミカル SPインク
②箔押し クルツジャパン 顔料箔白(V911N)
用紙 羊毛紙 250kg羊毛紙の様なガサガサした質感の紙はインクが滲みやすく尚且つ、擦れによる裏写りが発生しやすい種類の紙なのでシルク印刷(緑・赤の部分)にも工夫が必要でした。
紙用のインクではなくビニール系のインクを使用することにより裏写りを軽減し、滲みやすい性質をインクの粘度を高くすることにより最小限に抑えました。佐久間
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- 2015.01.05
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新年明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願い致します。2015年一発目のブログは弊社の年賀状についてです。
12月の上旬から構想を練り、シルクスクリーン印刷で同じ版を使用して十回以上刷ったらどうなってしまうんだろうか?立体的になっておもしろい表現ができるのではないか?
そんな疑問や好奇心からこの年賀状は生まれました。そして、テーマは『雪原を駆けまわるひつじたち』にしました。
2015年はひつじ年ということで、紙は羊毛紙190kgを使用。
ザラザラふさふさしたひつじのような紙の質感を活かすために、ひつじの形に抜かれるような仕上がりになるデザインで、雪を表現するために白いインクを使用しました。印刷を十回以上も重ねるので、印刷後の箔押しはインクが溶けてしまうなどのトラブルが予想されたので、印刷の前に金と銀の箔押しをしました。
箔押し後はひつじの顔の部分を薄いスミで印刷しました。
インクの透明度を高くしつつも、色を付けて紙の質感が損なわれないようインクを作りました。その後は白インクでひたすら印刷を重ねていきました。
皆さまのご多幸を祈りながら重ね刷りすること何と15回!(2015年にちなんで・・・)印刷しては乾かして、印刷しては乾かしてを繰り返す工程は、地層を作っていっているような気持ちになりました。
また、印刷されている部分と、されていない部分があるため、光にかざして透かしてみるとまた違った表情が現れます。
インクの刷りによって出来た気泡が暗い夜空に輝く星のよう…。
まるで、星空を駆けまわっているひつじたちのようです。結果として、普通に見た場合と光にかざして見てみた場合で表情が違うので、ひつじたちの昼の様子と夜の様子をこの年賀状で表現することができたのではないのかなと、思います。
ひつじの群れは平和や安泰などの意味もあるようで、皆様にとって昼夜問わず、幸多き一年になることを心から願っております。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
【工程】
①箔押し 101つや消しの金・ムラタ2B銀使用
②シルクスクリーン印刷 VACスミ+メジウム
③シルクスクリーン印刷 Qセット白×15回刷り
④断裁使用した紙 / 羊毛紙190kg
斎藤
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- 2015.01.04
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新年明けましておめでとうございます。
2015年、また気持ちを新たに我々自身がモノづくりを楽しみ、そして皆様に感動を与えるような作品作りができるように頑張ってまいります。
そしていつも心にチャレンジ精神を忘れずに、むずかしい仕事を乗り越えることで成長し続けたいと思っております。本年も繁岡美術をどうぞよろしくお願い申し上げます。
繁岡
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