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- 2018.10.25
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弊社で使用している小型シルクスクリーン印刷機で使用しているスキージについてです。
ゴムの部分が青いスキージは固く、印刷の仕上がりとしては線がシャープに細い線が出る代わりにかすれやすく、版へのダメージも多いので、どうしても、というときに使用することが多いです。白っぽいスキージは、青よりも柔らかく、印刷もシャープかつ安定、版への負荷も少ないので頻繁に使用しています。
茶色っぽいスキージは、長年の使用でゴムの角が丸くなっているもので、ラメやシャープに出さない方が良い印刷の時、インクをぼてっと乗せたいときなどに使用したりします。
使用するスキージによって印刷の仕上がりが大きく変わってくるので、何を使うのか?というチョイスがとても大事になってきます。
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- 2018.08.02
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今日はシルクスクリーンの版について少しご紹介させていただきます。
印刷に使用する版には細かい柄を印刷する版と、パールやラメ、Tシャツなどの布製品の印刷に適している目の粗い版があります。細かい版は主に350、270、250、225、200メッシュの版を使用しています。
数字が大きくなるほどに目が細かくなります。
デザインや柄、インクの濃度、乾きやすさなど、もろもろその印刷する対象によって総合的に判断して最適なものを選びます。例えばですが、スミ1c、0.15mmの線幅の細い線がある名刺などは270のメッシュの版を使用して、線をシャープに、綺麗に出すようにします。
パールなどの粉は細かい版だと粉が通らないので150〜120メッシュ、ラメはもっと粗い80~70メッシュ、布は150~100メッシュを使用しております。
ちょっとした小話でした。
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- 2017.06.15
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お客様からの色指定でインクを作ることがよくあります。
その際に缶や紙コップなどで調色していくのですが、最終確認として同じ細かさのメッシュを使用した版と、同じ素材(白いアクリルや黒い紙など、案件により様々です)に試し刷りをして色を確定します。
調色の難しい色はほんの一滴、色を加えるだけで希望の色に近づいたり遠くなったりするのがはっきり分かるものもあります。色の感覚や知識が正確さと早さにつながります。
色を奥深さを感じる工程です。 - Page Top
- 2017.03.16
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今日は手刷りでシルクスクリーン印刷をするときに使用する道具について、ブログを書こうと思います。
▲この写真の道具は『くわえ』と呼ばれる道具で、版と刷り台を固定する為に使用します。両方をがっちり固定する一定の位置で印刷することが可能となります。
▲この木材は、くわえと刷り台の間にかませる道具です。
これがあると印刷のセッティングの時間がちょっとだけ短縮されて、作業もちょっと楽になります。
何度も何度もセッティングに使用されて、木の中心部分がへこんだり、端が欠けたり。
すごく良い味が出ています。
今までどれほどの印刷をこの木材やくわえは見てきたんだろうな〜、これからはどう変化していくのかな〜と、思いを巡らせるのもささやかな楽しみです。斎藤
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- 2016.11.14
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シルクスクリーン印刷において、必須道具であるスキージ。
印刷をシャープに仕上げたいときなどは新しい、ゴムの角が尖ったスキージを使用します。
逆に、そこまでシャープさを重視しないものやざらざらした紙にしっかりインクをのせたい、そういった場合には角が若干丸まったスキージを使ったりします。
これだ!と思ったスキージで刷り始めても、印刷の仕上がりをみて、もっと最適だと思われるスキージに取り替えたり…。道具一つとっても、奥深さを感じます。
今回はスキージの回でした。
また次回、他の道具をご紹介します!斎藤
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